洋楽の歌詞を和訳してみる

巷で話題になっている洋楽の歌詞をつらつらと和訳していくブログです。更新は気が向いたら。

【GREEN DAY】 Whatsername 歌詞と和訳! 男の未練と強がりに誰もが共感する名バラード

 

今回はGreenDayというバンドの

''Whatsername'' という曲の和訳を試みたいと思います。

 

 

非常にゆったりとしたバラードで、

パンク・ロックの第1線を走り続けるバンドの

曲としては珍しい形式になっています。

それでは、和訳を以下でどうぞ。

 

 

 

Thought I ran into you down on the street

Then it turned out to only be a dream

 

通りで君とばったり会った気がした

すぐにただの夢だと分かった


I made a point to burn all of the photographs

She went away and then I took

a different path

 

君との写真は全部燃やした

彼女は離れていって、僕も別の道を選んだ


I remember the face

but I can't recall the name

Now I wonder how whatsername has been
 

顔はおぼえてる

でも名前はもう思い出せないなあ

名前も知らないあの子はどうしてるんだろう


Seems that she disappeared without a trace

Did she ever marry old what's his face?

 

彼女は跡形もなく消えてしまった

年上の知らない男と結婚でもしたんだろうか


I made a point to burn all of the photographs

She went away and then I took

a different path

 

君との写真は全部必死に燃やした

彼女は離れていって、僕は別の道を歩みだした


I remember the face

but I can't recall the name

Now I wonder how whatsername has been

 

顔は覚えてるけど、

名前は思い出せないなあ

名前も知らないあの子はどうしてるのか

今更になって気になっている


Remember, whatever

It seems like forever ago

 

思い出やら何やら、

まるで遥か昔の事みたいだ


Remember, whatever

It seems like forever ago

 

覚えている全てのことが

まるで遥か昔の事のようだ


The regrets are useless In my mind

She's in my head I must confess

 

後悔してもしょうがないって知ってるのに

彼女はまだ僕の中にいる、本音を言おう

 


The regrets are useless In my mind

She's in my head From so long ago
 

後悔なんか役に立たないって分かってるのに

ずっと前から彼女は僕の中にい続けている


(Go, Go, Go, Go..)
 
And in the darkest night

If my memory serves me right

I'll never turn back time

 

暗く沈んだ夜に

君との思い出が僕を救ってくれるとしても

僕は思い出に縋ったりしない

 


Forgetting you, but not the time

 

君を少しずつ忘れても

過ごした時は永遠に

 

 

 

 

【小話】

和訳をしていて感じたのは、この曲は

「元カノを忘れることに必死な男」の歌

ではないかということです。

 

ボーカルで作詞作曲を担当したビリーは、

この曲が収録されたアルバム(AmericanIdiot)

作成中に離婚しています。

この曲がその事を歌った曲かは明言されていません、が、

そう考えるとしっくりくるな、と感じます。

 

タイトルにもなっているWhatsernameという

単語、これは「What is her name」

から来た造語で、

「名前も知らないあいつ」

といった意味を持ちます。

 

忘れられない元彼女を、

名前も知らないあいつなんて強がっても、

本音では思い出を忘れ切れずいつも思っている。

そんな不器用な男の感傷を歌った名曲、

ではないでしょうか。